投稿日 2013年09月05日 17:46
レーザーカットへの置き換えはいかがでしょうか?
こんにちは。GOGOマッキーです。
さて、今日はこちらをご紹介させて頂きます。
写真の通り、歯車のような形をしたとても小さな部品です。
材質はステンレス。板厚はt=2.0㎜です。
先日、試作のご依頼があって加工しました。
量産になるとこれが数万個の単位のご注文となります。
工程は抜き加工のみとなりますが、
一見、プレスやタレパンの専用金型でバンバン大量に作れそうですが、実は金型では加工できません。
ステンレスの板厚t=2.0㎜に対して、このサイズでこの外形の形状を金型で抜き落とすのは困難なのです。
今までは切削で加工していたそうです。つまりこの形状を削り出して作っていたそうです。
加工には当然多くの時間を要します。その分、加工費も高いものが付きます。
プレス・板金ファクトリーではそれをレーザーカットで加工しました。レーザーの長所を生かせる製品です。
加工が早く、価格が安い。
特に今回のように数万個単位のご注文の場合、単価が若干違うだけでも、総額となると大きな差が出てきます。
切削加工からレーザーカットへの工法の置き換えで、
加工リードタイムの短縮、コストダウンが図れる。とても良い事例です。
注・・・・
全ての切削加工がレーザーカットへ置き換えられるわけではありません。
また、一般的に切削加工の方が寸法精度は高いと言えます。
レーザーカット、切削加工、双方に長所短所があり、製品の形状や材質、品質などを考慮して最良の工法を選択することが望ましいと言えます。