投稿日 2015年09月03日 13:03
見えないところを推し量るものづくり
こんにちは。GOGOマッキーです。
昨日、今日と泊まりで名古屋まで行ってきました。
以前、名古屋に行った時と同様、車で700キロ12時間走破です。
頻繁に行けるような距離ではないのですが、また行ってしまいました。
もちろん、それなりの理由があってのことです。
―――――――不具合のお詫びです。
さて、この不具合というのはバリ除去が未処理だったというものです。
2年以上もリピートでご注文を頂いている製品で、これまで10万個以上を納入してきました。
その間、一切の不具合はありませんでした。
では、なぜ今回の不具合の発生に至ってしまったのか?
実は、もともとバリ取り処理自体が図面や工程の指示、検査項目にもありませんでした。
よって、バリ取りをせずにずっと納入してきたのです。
今回の不具合品はバリの高さが通常よりも高かったことが原因です。
抜き金型が研磨されておらず、”切れ味”が悪かったことがその要因です。
そして、そもそもバリ自体に意識がなかったことが根本にあります。
無論、すでに対策は実施しました。
1.図面へのバリ取り指示の追記。
2.製造指示書へのバリ取り工程の追加。
3.検査記録書へのバリ取り検査の追加。
誓います!これで再発は絶対にいたしません!
しかし、板金加工は難しいものです。
今回の製品の場合、これまで一切、気にもしなかったバリが突如、不具合となってしまうのです。
製品の取付け方や用途、仕様などを良く理解したうえで、
図面に反映されていない”見えない”ところまでを推し量ったものづくりをしなければなりません。
不具合というお客様に多大なご迷惑をお掛けしていまいましたが、勉強になりました。